固定種と種採り

種採りをしていると野菜の味が変わってきます。

今年は、いくつかの野菜で、自家採種分だけでは足りず、買い足して播きました。

 

どの野菜でも自家採種の方が味が優れています。

 

自家採種して3代目の春菊と購入した種を播いて食べ比べてみました。

 

購入した種の春菊は香りが弱く、苦みが立つのに対し、自家採種の春菊は、香り高くほのかな甘みがあり、苦みがほとんどありません。

春菊の場合、栽培条件によって香りや苦み、甘みは大きく変わりますが、同じ栽培条件の中でも種によって違いが出てきます。

 

 

島かぼちゃは自家採種1代目ですが、実によってサイズはもちろんですが、味にも幅があり、個性があります。

今年は昨年よりも味が濃密なものが出てきたので、そのかぼちゃから種採りをしています。 

 

自然農法10年の先輩から頂いて種採りをしているモロヘイヤ。

 

ある畑では播種後、一ヶ月~二ヶ月で草丈1mを越えて伸びました。味はふつうの自然栽培という印象でしたが、葉が大きく食べ応えがあります。

もうひとつの畑では、半年経ってやっと草丈1mくらい。全然伸びていかないので、2回草刈りしました。でも味は梨のようなフルーティさがありました。

いずれもお借りして3年目の畑でそれぞれ2代目です。

昨年までは特にどちらもこうした印象はありませんでしたが、畑に合わせて個性がそれぞれの方向へ伸びています。

 

 

交配方法についての議論はあると思いますが、種採りをしないのであれば、自然栽培・自然農法であっても雑種であるF1種の方が生育、味、耐病性など良いように感じます。

そもそもそれを目的に交配されているので当然ですね。 

 

 

個性の幅の中から生育も味も、好みのものを選んで、野菜も畑も自分も一緒に時間を重ねてゆくのが固定種の喜びや楽しさだなと改めて感じます。